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NPO法人 生活の発見会
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第590回 令和3年12月26(日)
理論学習
「感情と行動について」 学習委員 T幹事
「感情が邪魔をして行動できない」「理屈は分かったが行動できない」等よく経験することです。
森田では「おそるおそる、仕方なしに行動する」ことがよく出てきます。
この森田的行動について、図解することで考えてみました。
「イヤな事(不安)は避けたい」と「行動して発展したい(活動欲)」の相反する間で悩みます。
森田ではこの相反する感じ(不安と活動欲)を持ったまま行動する他にないといわれます。
・不安を感じている現状から
<左側の不安を無くそう(コントロールしよう)とする努力は>
・不安に注目しているので、増々不安感に執着する。
・不安を無しにしてから行動しよう
→ 自然でないので実現できない→ 行動できない。
・活動したい欲求は、行動していないので欲求不満となる。
<右側の不安そのままに活動欲にしたがって行動していく方向では>
・不安感をもったままなので、「行動はおそるおそる、
仕方なしに」となる
それでも
・行動することによって、行動、目的に注意が向く、
結果的に不安感が減少。
・とにかく行動しているので、活動欲そのものは満
足の方向。
・成果があれば、達成感や周囲に役に立った等の
感情が湧く。
ただし
・成果に対する評価は重要
→ 「不安を感じたからダメ」でなく
「不安だったが、それなりに出来た」と事実の
評価。
「不安を無くしたい気持ち」も事実なのでそのま
まに。
がポイント。
・不安は無しにならなくても、行動した事実や成果により、達成感などの感情を経験する事によって、悩みに対する見方が変わってくる。
(不安を徹底的に無くさなくてもよいのでは?)
(行動への意欲、目的に注意が向く)
等の態度が育成されていくという事だと思います。
グループ体験交流
新型コロナ感染防止の観点から、時間を短縮したため中止にしました。
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