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NPO法人 生活の発見会

前回の集談会

New 令和2年2月23日(日)参加者13名(男性11名、女2名)


理論学習

  支部委員のIさんから、御自身の経験、森田療法やアドラー心理学などの考えなどを比較しながら、承認欲求を中心に以下のようなお話がありました。

私は思春期、人前で本を読めないことをきっかけにそれにとらわれ、対人恐怖になった。長い間、なぜこんなことになったのか全く分からず苦しんだ。
その後、人の心について学ぶうち、自分には「人に評価されたい」という承認欲求が強いことや「かくあるべし」という観念的な考えも大きな要因であることにも気づいた。
 
アドラー心理学では、多くの心の問題は対人関係に起因しており、中でも問題になるのが承認欲求であるとしている。
承認欲求とは、人から認められたい、評価されたいという欲求である。なぜ承認を求めるのか。それは、社会の中で優位に生き延びるためである。つまり、承認欲求を支えているのは、自己中心性である。人の苦悩の原因はこの自己中心的な欲求(とらわれ・執着)である。
 それを解くためのカギがアドラーの「課題の分離」という考え方である。つまり、「自分の課題」(自分が自分で責任を持つ)と、「他者の課題」(他者が自分で責任を持つ)を分けることである。私たちは他者の期待を満たすために生きているわけでない。自分を変えることができるのは自分しかない。つまり、他者の思惑に関わらず自分は自分の人生を生きろということである。

これに対して森田療法では「事実唯真」ということを大事にする。つまり事実だけが真実であるということである。
生きたいという「生の欲望」も、死にたくないという「死の恐怖」も、自然な感情であり事実である。この人間にある自然な心を肯定していくのが森田療法の考え方である。

不安を生み出しているのは、とらわれである。とらわれは、正しい価値判断を誤らせる。そのとらわれから抜け出すには「自然に服従し、境遇に従順であること」が大事である。「自然」とは「事実」のことであり、「境遇」とは「現実」のことである。ものごとを観念的に理解しようとせず、まず「あるがまま」に事実を受け入れることである。
さらに森田は「不可能をそのまま不可能と覚悟する時に、はじめて我々はその客観的な事実に絶対服従することができて、煩悩を離脱することができるのである」と述べ、あるがままに生きる大切さを説いている。

アドラーの考えと森田正馬の考えを比べたところが興味深かったです。森田療法の考えをベースにしながら、対人関係ではアドラーの考えを生かすことができると感じました。深さと広がりのある理論学習のお話だったと思います。




●分科会●
 4~5人のグループで、一人ひとりの問題についてや、本日の理論学習について、より深く話し合えていたようでした。



●お知らせ●
 次回は3月22日(日)13時30分から名古屋西生涯学習センターで行います。
 途中からの参加もできます。初心者の方もお越しください。お待ちしています。

新型コロナウィルス感染予防によりセンターが臨時休館になります。このため3月22日(日)の集談会は休会します。次回は4月26日(日)13時30分から名古屋西生涯学習センターで行います









  

 


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